りょくけん東京

りょくけんだより
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キャベツ高騰。

キャベツが高騰している。

高騰しやすい作物として、キャベツ、レタス、白菜が挙げられる。

共通するところは、”巻いている”こと。
巻く野菜は害虫や雨水、泥水を巻き込みやすく、虫害にも病気にもかかりやすいのだ。

キャベツは価格の乱高下が激しく、安い時にはkgあたり数十円。
今年はそれが、数百円にもなる場合もあるそうだから、恐ろしい世界だ。

理由は、春の不安定な気候。
寒かったり、暑かったり、雨だったり、と生育が前倒しになったり、遅れたり、病気になったりで、一時的に、出荷量が少なくなっているのだ。

関東周辺で、産地と言えば、千葉県、愛知県、神奈川県、そして茨城県。

近くのスーパーさんでは、価格はさほど上がっていなかったけれど、葉がボロボロで、かわいそうなキャベツたちが並んでいた。

りょくけんでは、愛知の川崎さんグループのキャベツを扱わせていただいている。
そのキャベツは、正直、ピカピカに近い。
川崎さんのお母様で、グループを取り仕切りる石野さんと連絡を取ると、現地ではやはり大変なことになっているらしい。

寒さが少し続いたせいで、ぽっかりと空いてしまい、弊社には、広い畑の中から拾い取りで、大きさが十分なものを見つけて収穫、出荷していただいているそうだ。
豊川周辺は、春から初夏にかけてのキャベツが向いているそうで、隣(?)の渥美半島ががくっと収穫量が落ちて、相場が上がってきたころに、まあまあ採れている方だとか。

シーズン的に、次の産地である茨城が遅れていることもあり、相場の高騰はしばらく続くのではないか、とのことだった。

スーパーで見たよりもずっときれいなキャベツを出荷してくださっている。
川崎さんたちのキャベツについては、ゆるい契約単価になっているので、ここは多少高くなっても、仕方のないところか。
とはいえ、ここ十数年で、最も高い価格に。

「ごめんなさいねえ、高くて。でも、9000円でも買ってく、ていうところもあってね、、、方々から高い、って言われて、うちも全然嬉しくないし、心苦しいんだけど。」

とは石野さんの言葉。
切実だ。

相場の価格を調べてみたところ、愛知だけ突出して高かった。

5月いっぱい続く見込みとのこと。
貴重なキャベツと生産者さんに、感謝。