長崎の森さんから、大粒のびわ”なつたより”が届いた。
十数年前から、ずっと譲ってほしかった品種だ。
びわのブランド産地は、長崎と千葉だ。
びわの代表品種である”茂木(もぎ)”は長崎生まれで、今でもメインの品種。
茂木から生まれた早生品種が、”長崎早生”。
長崎早生の方が甘みが強い。
ハウスで育てるびわは、長崎早生が主流になる。
千葉のびわは、“房州びわ”と総称され、”田中”という代表品種があり、大粒。
茂木びわや長崎早生びわの倍以上のボリュームがある。
”田中”から、たくさんの品種が派生して、4月下旬から6月いっぱいまで、大粒のびわが楽しめるようになっている。
生産量日本一の長崎が、その田中を目指したのだろう、大粒のびわの育種に乗り出し、生まれたのが、”なつたより”だ。
田中が曾祖父、つまりひいじいちゃんにあたる。
果肉が厚く、大玉で、いかにも美味しそうなびわ。
断崖絶壁に面した、森さんの畑から届いた、なつたより。
店頭で見かけたら、お見逃しなく。