小規模事業者持続化補助金を投函後、ぐあ~っと応募要綱を読み込み、対象がEU加盟国のみであることが分かった。
お店で販売している限り、感触としては、アジアだ。
中国は市場として大きいが、背丈にあっているのは、香港とシンガポールではないかと思っていた。
いずれも面積が広くなく、食物の需給を隣国(地域)に頼っている。
EUか。
ところが、調べてみると、イギリスは、世界第三位のEC大国だそうな(1位はアメリカ、2位は中国、3位がイギリス)。
ユニクロに勤めていたとき、2ヶ月ほどロンドンに滞在し、初の海外出店を手伝ったことがある。
もっとも印象に残っていることは、ロンドンほど都市部であればあるほど、多国籍化が進み、店舗の店員さんは、すべからく、ネイティブではない。
さまざまな言語が飛び交っていた。
北部の少し外れたところに行くと、今度は若年層。
もしかしたら、誤解があるかもしれないが、16~18歳のティーネイジャーの地元の人が働いていた。
あまり知られていないかもしれないが、英国は貴族制度すら残る、階級社会なのだ。
上流階級の人々は、もっぱら金融に勤める。
そこに、日本の商品を認める裕福な層がいるのかもしれない。
そう思った。
輸出したいのはトマトジュース(缶入り)。
私が力を入れてきた瓶は、割れるので、輸出に向かないのだそうだ。
考えてみれば、我が社の代表的商品のフルーツトマトは、日本独自の文化。
海外でトマトの甘さについて議論すると、「トマトは野菜だ。なのになぜ甘さを話題にするのだ?」となる。
もしかしたら、日本のわれわれのトマトジュースが受け入れられるのかもしれない。
一方で、不安はもちろんある。